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もう二度と死体の指なんかしゃぶりたくない!
タイトル もう二度と死体の指なんかしゃぶりたくない!
―ある鑑識の回想―

著者 デイナ・コールマン
山田仁子/訳

定価 1,800円(本体価格)+税

ISBN 978-4-86238-107-1

発売日 2008/10/3

内容 捜査のためとはいえ、死体の指なんかしゃぶりたくなかった。でも、それは誰かがやらなければならない仕事。

降ってくる死体、ゴキブリのシャワー、何千万匹のウジ虫のたてる音、豚の突撃、窒息自慰に失敗した男の遺したビデオ、手づかみのうんこ、精液でパリパリのパンティー。悲惨なのは「腐乱死体」だけじゃない。立入禁止テープの向こう側で起きている本当のこと。

女性CSI(Crime Scene Investigator 犯罪現場捜査官。日本で言う鑑識)が遭遇したトンデモ事件現場!

点滅するライトの向こうの本物の犯罪現場へようこそ――
民間採用のCSI(Crime Scene Investigator 犯罪現場捜査官)として10年を鑑識課で過ごしたデイナ・コールマンが、TVドラマだけでは決してわからない現実の事件現場とCSIの日常生活を赤裸々に語る。些細な窃盗から想像を絶する悪意の自殺、人騒がせな奇人から悲惨そのものの腐乱死体まで、華々しい武勇伝とは無縁、しかしプロ意識と頑丈な胃袋に支えられて過ごした鑑識での日々。鑑識のエキスパートとして第一線で仕事をするとはどういうことか――これまで語られることのなかった現実の物語が今明かされる。
――義憤と感傷をブラックユーモアで押し隠し、CSIたちは今日も現場を走っているのだ。

〜目次より〜
はじめに    
第1章 ある鑑識の生活と意見
第2章 余は如何にして死体の指をしゃぶりし乎
第3章 グロテスク・アナトミー
第4章 わたしを現場に連れてって
第5章 動物は動物である
第6章 ホイール・オブ・ミスフォーチュン
第7章 さまよえる奇人変人
第8章 墓場から遠く離れて
第9章 トイレの中の物体X
第10章 素晴らしき哉、CSI!
第11章 サウンド・オブ・イノセンス
エピローグ
謝辞

著者プロフィール ◆デイナ・コールマン Dana Kollmann
デイナ・コールマンは10年にわたってアーリントン郡(バージニア州)とボルティモア郡(メリーランド州)の鑑識課で働いた経験を持つ。何千という犯罪現場、何百という死亡現場、多くの自殺現場を担当した。法廷での証言は数十回に上り、『ホミサイド/殺人捜査課』にもエキストラ出演している。タウソン州立大学で人類学の学士号、ジョージ・ワシントン大学で法医学の修士号、アメリカン大学で同じく法医学の博士号を得ている。現在は、ボルティモアのタウソン大学大学院および学部で教鞭を執っている。

訳者略歴 山田仁子 Jinko Yamada
1981年、国際基督教大学卒業。1991〜94年、米国留学。帰国後、フリーランスの翻訳家としてビジネス関連、音楽・映像関連の翻訳、出版翻訳を行っている。主な訳書に『「リーダー」の肖像 20世紀の光と影』(青春出版社)、『眠りながら奇跡を起こす少女』(三笠書房)、『煙草のささやき』(バジリコ株式会社)などがある。




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