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戦争の経済学
タイトル 戦争の経済学

著者 ポール・ポースト
山形浩生 訳

定価 1,800円(本体価格)+税

ISBN 978-4-86238-057-9

発売日 2007/10/30

内容 戦争はペイするものなのか?
戦争は経済に貢献するか?

憲法9条改正? 自衛隊を軍隊に? でもその前に一度、冷静になって考えてみよう。戦争は経済的にみてペイするものなのか? ミクロ・マクロの初歩的な経済理論を使って、巨大な公共投資である戦争──第一次世界大戦から、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争まで──のバランスシートを丸裸にする。
「戦争が経済を活性化する」は本当か? 徴兵制と志願兵制ではどちらがコストパフォーマンスが高い? 軍需産業にとって実際の戦争にメリットはあるか? 核物質闇取引の実際の価格は? 自爆テロはコストにみあっているか?……などなど、戦争についての見方がガラリと変わる、戦争という一大プロジェクトを題材にした、まったく新しいタイプの経済の教科書。図版多数。

訳者・山形浩生による付録「自衛隊イラク派遣の収支分析」も必読。

著者プロフィール ■ポール・ポースト(Paul Poast)
マイアミ大学(オハイオ州オックスフォード)とロンドン・スクール・オブ・エコノミクスより学位を取得。オハイオ州立大学で経済学と国際関係論を教え、現在ミシガン大学政治学部博士課程に在籍。2001年9月11日の同時多発テロを期に戦争の経済的な側面についての研究をはじめる。政治科学や経済に関する雑誌論文多数。
■山形浩生(やまがたひろお)
1964年東京生まれ。東京大学工学系研究科都市工学科修士課程修了。マサチューセッツ工科大学不動産センター修士課程修了。大手調査会社に勤務のかたわら、科学、文化、経済からコンピュータまで、広範な分野での翻訳と執筆活動を行う。著書に『新教養としてのパソコン入門』(アスキー新書)、『新教養主義宣言』(河出文庫)、『山形道場』(イーストプレス)、翻訳書にロンボルグ『環境危機をあおってはいけない』(文藝春秋)、『クルーグマン教授の経済入門』(日経ビジネス人文庫)など多数。




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