木星叢書
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新疫病流行記
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新疫病流行記
パンデミック時代の本質

濱田篤郎
定価1,400円(本体価格)+税 ISBN978-4-86238-169-9 発売日:2010/8/13

エイズ、エボラ出血熱、狂牛病、SARS、新型インフルエンザ……。なぜ今、新しい疫病が多発するのか! 感染症の歴史、新型病原菌の解説を通して、疫病の本質を探る。病原体の図版多数掲載。木星叢書シリーズ第15弾。
第1章●疫病の人類史  第2章●新疫病流行記  第3章●人類への警告

「怒り」の正体
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「怒り」の正体
精神医学からみた「怒り」の構造とその制御について

木星叢書シリーズ 第十四弾

和田秀樹

定価1,300円(本体価格)+税 ISBN978-4-86238-161-3 発売日:2010/3/11

仕分けてみました、喜怒哀楽の「怒」。

扱い方要注意、やっかいな基本的感情「怒り」。その本質と正しい怒り方の作法。

リスクの正体!―― 賢いリスクとのつきあい方
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リスクの正体!―― 賢いリスクとのつきあい方

山口 浩
定価1,500円(本体価格)+税 ISBN978-4-86238-121-7 発売日:2009/1/7

リスクを味方にする技術、予測を力にする思考法とは?

現代社会はリスク、つまり将来の不確実性に満ちあふれている。だが、いたずらにリスクを嫌い、回避しようとあやしげな予測に頼ったり、コストを度外視して完全に消去しようとするのも問題である。必要なのは、リスクと正しくつきあうためのリテラシーであり、不確実な状況から先を読む力=予測力である。
『ウェブ進化論』の梅田望夫氏も注目する「予測市場」研究の第一人者が、市場経済、技術開発の動向、政界の流れ、トレンドの動向……などさまざまな分野のトピックを例にとり、最新の理論を駆使した予測力をたかめるノウハウをレクチャー。不確実性の時代を生き抜くための意思決定指南書!

■第1章 リスクについての「ある」話と「ない」話  
■第2章 予測にまつわる、ちょっと身も蓋もない話 
■第3章 リアルオプション思考
■第4章 金融契約の技術が社会を変える
■第5章 市場で予測する
■第6章 「リスクをいとわない」という発想
■第7章 我にリスクを与えたまへ
■第8章 リスクを「楽しむ」
■第9章 開いて守る、という話
■第10章 みんなの意見、みんなの力

響きあう脳と身体
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響きあう脳と身体

甲野善紀×茂木健一郎
定価1,400円(本体価格)+税 ISBN978-4-86238-110-1 発売日:2008/10/3

脳科学の知見と、武術の奥義が響きあって、人間の能力が極限まで開花する!
かたや脳科学者、かたや武術家。脳のプロフェッショナルと身体のプロフェッショナルが、人間の持つ無限の可能性についてとことん語り合った。
現代科学主義がはらむ問題、脳科学の可能性と限界、身体を通した教育の必要性、脳のリミッターをはずす方法、グーグル的知性と身体の持つ暗黙知との対立……など、脳と身体にかかわるさまざまなトピックが飛び交う、脳科学の最前線を知る男と、武術的身体運用を究める男による、知の交響楽。

養老孟司氏推薦!
「二人で“バカの壁”の取扱説明書を書いてもらったような、そんな印象を受けた」

こんな日本でよかったね─構造主義的日本論
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こんな日本でよかったね─構造主義的日本論

内田樹
定価1,600円(本体価格)+税 ISBN978-4-86238-096-8 発売日:2008/7/12

日本社会の諸問題に対し、「人類学的叡智」でお答えましょう

「少子化問題」は存在しません!
「根本的な変革」はしてはいけない!
「格差社会論」に基づく社会改良政策は、ますます「金で苦労する人」を増やすだけ!
日本は「辺境」で「属国」、それで何か問題でも?
日本がこれから目指すべきは、「フェミニンな共産主義」です!
……
そんなバカな! と感じた方は、ぜひ本書をお読みください。
あまりの暴論ぶりに思わず説得されるはずです。

日常的な現象の裏に潜む本質的「構造」を問題にする、“寝ながら学んだ”構造主義者・ウチダ先生による、目からウロコの日本社会論。これが日本の生きる道?

1章■制度の起源に向かって──言語、親族、儀礼、贈与
2章■ニッポン精神分析──平和と安全の国ゆえの精神病理
3章■生き延びる力──コミュニケーションの感度
4章■日本辺境論──これが日本の生きる道?

いきなりはじめる仏教生活(木星叢書)
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いきなりはじめる仏教生活

釈 徹宗
定価1,600円(本体価格)+税 ISBN978-4-86238-087-6 発売日:2008/4/5

あなたはすでに仏教を知っている!

『いきなりはじめる浄土真宗』『はじめたばかりの浄土真宗』(ともに内田樹との共著、本願寺出版社)の著者・釈徹宗が、自我の肥大に悩む現代人に、仏教の知見を手あたり次第活用して、おススメの仏教生活を提案。

プチ出家にプチ修行、合掌して「三帰依文(さんきえもん)」を唱えれば、今日からあなたも立派なブッディスト。
これからの人生を仏教徒として生きてみれば、それだけで自由な人生の回路が開けてくる。いやになったらやめればいい。かりにも「宗教」に対して、そんな態度でいんでしょうか?いいんです、仏教は。
「いかに活用するか」というつき合い方でもOKだ、とブッダもおっしゃっています。洒脱で過激な仏教生活入門。

内田樹氏推薦!

第一章 自我のバブルは続いている
第二章 宗教の本質について考える  
第三章 出世の回路が開く道筋
第四章「十牛図」で生きるプロセスをイメージする
第五章「二河白道」で仏の呼び声を聞く
第六章 あなたは仏教を知っている 
第七章 仏教を〈聞く〉、仏教を〈感じる〉

きものとからだ
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きものとからだ

三砂ちづる
定価1,400円(本体価格)+税 ISBN978-4-86238-071-5 発売日:2008/2/1

「きもの」は「からだ」に、とてもいい。

着物は、日本の気候や暮らしのなかから生まれた衣服だから、冬に温かくて、夏は風が通る。身体を冷やさない。動きやすいし、走ることもできる。しかも、ダイエット効果もある!? 帯が苦しい、着るのがたいへんだというのは、近年に作られた「固定観念」なのだ。
毎朝、着物をスーッと羽織って、キューと帯を締めると、身体が生き生きしてくる。毎日付き合うことで、身体が変わる。もう一度、着物のある身体と暮らしを取り戻そう。

この本には、誰でも着たい人はきものが着られる、ということが書いてある。そして、きもの、というわたしたちの伝統衣装は、からだにも気持ちのよい衣装であると思う、つまり「きものはからだによい」ということが書いてある本である。――本文より

哲学個人授業
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哲学個人授業

鷲田清一×永江朗
定価1,500円(本体価格)+税 ISBN978-4-86238-040-3 発売日:2008/1/26

世界一お金のかからない娯楽、それが哲学

意味もよくわからないのになぜかグッとくる。哲学者の書くとぎすまされた言葉には、歌舞伎役者の切る「見得」と似た魅力がある。かたや大阪大学総長、かたやフリーライター、肩書きにちがいはあれど、ともに哲学にとことんイカれている二人が、キェルケゴール、サルトル、メルロ=ポンティからヘーゲル、マルクス、ニーチェまで、古今東西の哲学者23人の「グッとくるワンフレーズ」を題材に、哲学の魅力、おもしろさ、アブなさを語りつくす。ときにはんなりとやわらかく、ときに熱く繰り広げられる、極上哲学漫談。

【グッとくるフレーズの数々】
話をするのが不可能なことについては、人は沈黙せねばならない──ウィトゲンシュタイン
知覚はかつて一度も存在しなかったのである──デリダ
人間とは精神である。精神とは自己である──キェルケゴール
人間存在は必然的に、「それがあるところのものであるのではなく、 それがあらぬところのものでありうる」のでなければならない──サルトル
それゆえわれわれの研究は商品の分析から始まる──マルクス
複製技術のすすんだ時代のなかでほろびてゆくものは、作品のもつアウラである──ベンヤミン
運動における私の決意と私の身体との関係は、魔術的な関係なのである──メルロ=ポンティ

ラストシーン(last scene)
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暴走する「世間」──世間のオキテを解析する

佐藤直樹
定価1,500円(本体価格)+税 ISBN978-4-86238-079-1 発売日:2008/1/19

「空気を読め!」は「世間」の同調圧力である!

日本社会の見えないオキテ、それが「世間」である。事件が起きマスコミで 報道されるたびに「犯人」にたいして極端なバッシングが起きるのも、「空気を読め!」という無言のプレッシャーが生じるのも、ケータイを使ったいじめが起きるのも、「世間」という同調圧力のなせるわざ。「お世話さまです」 おかげさまで」といった物言いにもさりげなく顔をのぞかせ、いじめ・うつ病・自殺の引き金にもなる「世間」。バブル崩壊以降とみに暴走しはじめた「世間」の危ない構造にメスを入れる長編評論。

はじめに──「強い個人」になる必要なんてない
第1章 ラジカルでヤバイ世間学──「世間学的エポケー」のすすめ
第2章 いじめ論──子どもの「プチ世間」の登場
第3章 うつ病論──「心理主義」はインチキである
第4章 恋愛論──なぜ日本の男はマザコンなのか
第5章 宗教論──正月の初詣は「宗教行事」なのか
第6章 ケータイ論──再生産される「世間」
第7章 風景論──公共性とは何か
第8章 格差社会論──暴走する「世間」
おわりに 阿部謹也さんの死

「自由」は定義できるか
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「自由」は定義できるか

仲正昌樹
定価1,500円(本体価格)+税 ISBN978-4-86238-073-9 発売日:2007/9/26

「自由」って、どういうこと?

リベラリズムの「リベラル」も〈自由〉、
「新しい歴史教科書をつくる会」の「自由主義史観」も〈自由〉、
「自由民主党」も〈自由〉
……言葉は同じ〈自由〉でも、みんな別のことを言っていないか? そもそも〈自由〉の定義って何?

人は生まれながらに自由である。
では「話が通じない人を排除する自由」はあるか? 
「他人を奴隷化する自由」は認められるか? 

〈自由〉をめぐるさまざまな問題について、自己決定、自己責任、格差社会、監視社会、市場原理など、現代社会におけるトピックと結びつけて論じつつ、〈自由〉の概念の変容の軌跡を追う、注目の論考。
「真の自由」は定義可能か?
木星叢書第4弾。

生き延びるためのラカン
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生き延びるためのラカン

斎藤環
定価1,500円(本体価格)+税 ISBN4862380069 発売日:2006/11/14

「心の闇」を詮索するヒマがあったら、ラカンを読め!そうすれば世界の見方が変わってくる!
幻想と現実が紙一重のこの世界で、できるだけリアルに生き延びるための、世界で初めての“使える”ラカン解説書にして精神分析入門。


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ラカンとは……フランスの精神科医、精神分析家、哲学者であるジャック・ラカンを指す。フロイトの精神分析学を構造主義的に発展させたパリ・フロイト派の総帥である。
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身体を通して時代を読む−武術的立場

甲野善紀×内田樹
定価1,500円(本体価格)+税 ISBN4-86238-003-4 発売日:2006/6/21

武術の智慧がこの国の歪みを糺す!
いまや武術、スポーツ界のみならず介護、教育、工学の世界からも注目を浴びる武術研究者・甲野善紀と
現代思想の研究者にして合気道六段の内田樹が、
武術家の知見を元に「日本はこのままでよいのか!」と大放談。
学校教育の改革、
科学的思考批判、
日本的組織の欠陥、
若者の知的な問題点、
飽食と生きる意欲のジレンマ・・・など、
日本が抱える喫緊の課題について
縦横無尽に語りつくす、憂国的武術対談。


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身体知−身体が教えてくれること

内田樹×三砂ちづる
定価1,300円(本体価格)+税  ISBN4-86238-005-0  発売日:2006/4/1

女は出産、男は武道!?
危険や気配を察知したり、場の空気を読んだり、人の気持ちを斟酌できたり。
カラダにはカラダ固有の知性がある。
それらの身体感受性は、女は出産、男は武道で取り戻すしかない!?

『オニババ化する女たち』の三砂ちづると
『「おじさん」的思考』の内田樹が、
早婚・出産のすすめ、着物とエイジング、エロスと社会……
ありとあらゆる問題を語り尽くす、身体的思考をもとにした新しいコミュニケーション論。

その他の本
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