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劇画寄席 芝浜
タイトル 劇画寄席 芝浜

著者 辰巳ヨシヒロ

定価 1,000円(本体価格)+税

ISBN 978-4-86238-139-2

発売日 2009/7/3

内容 「手塚治虫文化賞マンガ大賞」受賞後第一作!

表題作ほか「宿屋の富」「りんきの火の玉」「ぬけ雀」「死神」……。
儲け話に目がなくて、金にも女にもめっぽう弱い。江戸の庶民は私たちに実によく似ている。劇画で甦る「古典落語」の豊かな世界。

【目次】
宿屋の富
初天神
ぬけ雀
りんきの火の玉
五人廻し
明け烏
死神
芝浜

著者プロフィール ●辰巳ヨシヒロ
1935(昭和10)年6月10日、大阪市天王寺区に生まれる。中学時代に手塚治虫作品と出会ったのがきっかけでマンガを描くようになり、50年『毎日中学生新聞』で手塚との座談会に出席。その後、本格的にマンガ家を目指すようになる。51年作の長編「愉快な漂流記」で東京の鶴書房からデビュー。54年、大阪の日の丸文庫に持ち込んだ「怪盗紳士」が「七つの顔」と改題の上出版。以降は日の丸文庫を主な活躍の舞台とする。55年頃より、従来のマンガになかった新たな手法を模索。55年「開化の鬼」「闇に笑う男」、56年「声なき目撃者」「黒い吹雪」などの意欲作を発表。デフォルメや笑いを排し、ページ数の多い単行本の特徴を生かしてコマ数を多く使うことにより、よりリアリスティックな作風を確立。57年末、この新たな手法を「劇画」と名付ける。59年初頭には日の丸文庫の作家たちとともに「劇画工房」を結成。後のマンガの変革を生みだす基礎を作り上げる。その後60年代後半には、社会の底辺に着目した短編連作を手がけるようになり、これらの作品は80年代以降海外で評価され、国際的なコミック・フェスティバルにノミネートされること多数。2005年の仏アングレーム国際コミック・フェスティバル、2006年の米サンディエゴ・コミック・コンヴェンションでは、マンガを大人の観賞に堪えうる「芸術」へと引き上げた功績が認められ、特別賞を受賞。2008年に発行された「劇画漂流」で、第13回手塚治虫文化賞大賞を受賞。2009年には英語版も出版され、「New York Times」で三面に渡って取り上げられるなど、大きな反響を呼ぶ。代表作品集に「大発見」「大発掘」(共に青林工藝舎刊)他。
●辰巳ヨシヒロ公式サイト:http://www.don-tatsumi.com/




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